ハクビシン・イタチ・アライグマ駆除の費用相場と頼み方|許可なく捕獲できない害獣の対処
結論:害獣は「捕まえる」より「出して、ふさぐ」
ハクビシン・イタチ・アライグマは鳥獣保護管理法で守られており、許可なく捕獲・殺傷できません。アライグマはさらに特定外来生物に指定されていて、自治体の防除計画に基づいて対応する仕組みになっています。つまりネズミと違って、被害に気づいた時点で選択肢は次の3つに絞られます。
| 選択肢 | できること | 向いている状況 |
|---|---|---|
| 自治体に相談 | 捕獲器の貸出、捕獲許可の案内、防除計画による対応 | 時間に余裕があり、屋根裏に自分で入れる |
| 業者に依頼 | 調査・追い出し・許可を得た捕獲・侵入口の封鎖・清掃消毒 | 足音が続いている、天井にシミや臭いがある |
| 追い出しだけ自分で | 忌避剤や光で一時的に追い出す | 侵入口を自分でふさげる場合のみ(戻ってくることが多い) |
業者に頼んだ場合の目安は、最低料金帯で15,000〜50,000円、捕獲・追い出しと封鎖をセットにして50,000〜150,000円、糞尿の清掃・消毒・断熱材の交換を含めると150,000〜300,000円です。内訳は「害獣駆除の相場」で公開料金を並べて比べています。
足音の正体を見分ける手がかり
| 手がかり | ハクビシン | アライグマ | イタチ |
|---|---|---|---|
| 足音 | ドタドタと重い。夜行性 | 重い。器用に物を動かす | 軽く速い。走り回る |
| 糞 | 同じ場所にためる(ためフン)。果実の種が混じる | ためフン。雑食で内容が多様 | 細長く、強い臭い |
| 侵入口 | 8〜10cm程度の隙間 | 屋根や雨どいをよじ登る | 3cm程度の隙間でも入る |
| 出やすい時期 | 秋〜冬に屋根裏へ | 通年。春に出産 | 春〜初夏に出産 |
種類によって捕獲の可否や必要な許可が変わります。特にイタチはメスの捕獲が原則禁止で、オスも期間や許可の制限があります。業者の調査で種類を特定してから見積りを出してもらうのが安全です。
放置したときに起きること
- 天井のシミ・悪臭:ためフンの重みと水分で天井材が傷み、張り替えが必要になることがあります
- ダニ・ノミの発生:動物に付いていたダニが屋内に広がります。マダニが媒介する感染症の予防の観点からも、糞尿の処理は防護して行う必要があります
- 断熱材の破壊:巣材にするため断熱材を引き裂き、冷暖房効率が下がります
- 繁殖:屋根裏で出産すると、子どもが独立するまで数か月居座ります
業者に頼むときの確認点
| 確認点 | 見るべきこと |
|---|---|
| 捕獲許可の扱い | 業者が許可申請を代行するか、施主が申請するか |
| 追い出しの方法 | 捕獲か、忌避か。動物の種類ごとの説明があるか |
| 封鎖工事 | ふさぐ箇所の数と材料。屋根や外壁の高所作業の有無 |
| 清掃・消毒 | 糞尿の撤去、消毒、消臭、断熱材交換が含まれるか |
| 保証 | 再発時の対応と期間(最長5〜10年をうたう業者が多い) |
| 対応エリア | 自社施工は地域限定が多い。紹介型は全国だが担当業者で保証が変わる |
建物の外壁や屋根を触る工事になるため、建築の知識がある業者だと封鎖の精度が上がります。見積りは必ず現地調査つきで、写真を見せてもらいながら「どこから入っているか」の説明を受けてください。説明ができない業者は、封鎖の精度も期待しにくいです。
相談の前に用意すること
- 足音の時間帯(夜だけか昼もか)と場所
- 糞や足跡の写真(触らずに撮る)
- 建物の種類・築年数・屋根裏に入れるか
- 自治体に相談したなら、その内容
業者に頼むか迷っている段階でも、無料の見積り・相談から始められます。
害獣駆除のROYに無料で調査・見積りを依頼する一級建築士事務所が運営する自社施工の害獣駆除。全国対応(一部地域を除く)・24時間受付。作業内容に応じて最長5年のアフターメンテナンス。
よくある質問
ハクビシンやアライグマを自分で捕まえてはいけないのですか?
はい。ハクビシン・イタチ・アライグマなどは鳥獣保護管理法の対象で、捕獲には都道府県または市町村の許可が必要です。許可なく捕獲・殺傷すると罰則の対象になります。追い出しと侵入口の封鎖は許可なしでもできますが、屋根裏の作業は危険を伴うため業者に依頼するのが一般的です。
足音の大きさで種類はわかりますか?
目安にはなります。ドタドタと重い足音はハクビシンやアライグマ、軽く走り回る音はイタチやネズミの可能性があります。ただし確定は糞の形や足跡で行うので、業者の調査で種類を特定してから料金を出してもらってください。
自治体は駆除してくれますか?
多くの自治体は駆除そのものは行いませんが、捕獲器の貸出、捕獲許可の案内、アライグマの防除計画に基づく対応などがあります。まず市区町村の環境課や農政課に電話して、自宅の状況で使える制度を聞くのが早道です。
駆除後に臭いが残るのはなぜですか?
屋根裏に糞尿がたまっている(ためフン)ためです。駆除と封鎖だけの見積りには清掃・消毒が含まれないことが多く、臭いやダニの問題が残ります。天井にシミが出ている場合は清掃・消毒・断熱材の交換まで含めた見積りを取ってください。
関連ページ
- 害獣駆除の相場【2026年】ハクビシン・イタチ・アライグマ別の料金と内訳害獣駆除の料金は種類で変わり、公開料金の最低額はハクビシン 13,000〜33,000円、イタチ 13,000〜39,600円、アライグマ 18,000〜49,500円。捕獲・封鎖・清掃消毒を含めた総額の目安と、見積りで確認する項目を整理します。
- 害虫・害獣駆除業者の選び方|悪徳業者の見分け方と相見積りで確認する7項目害虫・害獣駆除でトラブルになりやすいのは「電話の格安提示からの当日増額」「今日契約なら割引」「写真を見せない点検」。自社施工と紹介型の違い、見積書で確認する7項目、クーリングオフの考え方を整理します。
- 害虫・害獣駆除は市役所で無料?自治体の対応パターンと補助金の確認手順蜂の巣・ネズミ・コウモリ・ハクビシン・シロアリの駆除を市役所が無料でやってくれるかは自治体と種類で違います。無料駆除・防護服貸出・費用補助・捕獲器貸出・相談のみの5パターンと、補助を取りこぼさない順序を整理します。
出典・参考
- 害獣駆除110番 料金ページ(ハクビシン 33,000円〜/イタチ 39,600円〜/アライグマ 49,500円〜・税込)(www.sharing-tech.co.jp/gaiju/price/)
- 駆除ザウルス 料金ページ(害獣駆除 税込25,000円〜/ワナ捕獲 25,000円)(kujyo-zaurus.com/cost/)
- 駆除の達人(イタチ 15,000円〜/アライグマ・ハクビシン 18,000円〜・税込)(www.kujo-tatsu.co.jp/)
- 害獣退治屋さん(ハクビシン・イタチ 13,000円〜/アライグマ 19,800円〜)(gaizyu-taiji.com/)
- くらしのマーケット 害獣駆除(ハクビシン・アライグマ・イタチ駆除 35,000〜60,000円)(curama.jp/wildlife/)
- 環境省 鳥獣保護管理法の概要
- 環境省 特定外来生物(アライグマ)